マリンスフィアのサービス
長年培われた我が国の海洋・水産技術と経験をグローバルな視点でのテクノロジーやイノベーションと結びつけることで、海洋資源活用の閉塞状況にブレークスルーを生み出す。
コンサルティングサービスとIT
ビジネスアプリケーションとテクノロジー
養殖のデジタル化とパラメータ化(Parametric Aquaculture)
養殖環境をカプセル化し、外部環境からの影響の遮断することができれば、養殖業の複雑なオペレーションが単純化できます。成長に合わせた餌の切り替えなど、そこで得られた生育環境、生育状況とノウハウを活かしたオペレーションデータは、センシングされ、アルゴリズムによる補正を経てオペレーションの最適化に即時に利用されます。
それらのデータは、魚種毎にパラメータ化され、養殖オペレーションを再現可能・移転可能なものにしていきます。作業指示はより正確で容易なものになり、作業代替性を高めるので、雇用の確保の容易性と労働環境が向上します。さらに、パラメータを用いることで、養殖対象とする魚種の切り替えリスクを最小限にすることができます。市況の予測に応じて魚種を切り替えることができれば、事業の安定性に大きく貢献するでしょう。
プロダクションファンディングネットワーク
プロダクションファンディングネットワークは、クラウドファンディングを通じて潜在的な投資家と製造現場を結ぶオープンネットワークです。付加価値の高い製品を市場に供給することで産業のあり方を変えようとする事業者のために、OPEXに向けた資金調達(生産設備のメンテナンスと交換、原材料の調達、資材、人件費などの事業運営資金)を円滑に集めることを目指しています。事業者の経験と実績、収益性予測、事業環境の特性、施設の特性などの情報の開示を現在・過去・未来にわたって動的に行うことで、投資リスクを最小化します。他方で事業者には、業界特性や企業の強みを真に理解できる賛同者からの支援を幅広く得ることで、強みを活かした活動に注力することができます。
バリューマネジメントサービス
水産業に限らず、あらゆる産業でICTを活用したデジタル化が進行中です。企業側の情報システムを支える組織の技術と経験の醸成・修練は、最新の情報通信技術とビジネスアプリケーションの急速な技術革新に追いつくことは困難と言わざるを得ません。ICT業界の信頼できるプレイヤー達も、実現のためのメソドロジーも大きく様変わりしています。マリンスフィアのバリューマネジメントサービスは、ユーザー企業の側に立って、ビジネス課題とそれらの課題を解決することで得られるメリット、ICT導入プロジェクトの成功に立ちはだかるリスク、導入後の業務運営に潜むリスクなどを明らかにし、これらを実現するための適切なベンダーの選択と適切な導入プロセスをガイドするなどの活動を通じてプロジェクトを成功に導いていきます。
ユニバーサルワークロガー(UWL)
『人間はみな自分の見たいものしか見ようとしない。』と言ったのはユリウス・カエサルです。情報システムも人間のための道具である限り、その延長でしかありませんでした。マリンスフィアのユニバーサルワークロガーは、そうした制約と入力の手間から人間を解放します。マリンスフィアのクラウドベースのデータ構造体は、ヒトばかりでなく、RPAやデバイスが共用できるデータの受け皿として、あらゆるビジネス上の意思決定/トランザクション、ヒトによる報告/行動、環境情報、機器のオペレーション/動作などを逐一自動的に記録し、業務改善、安全性の証明、研究開発など幅広い分野でお役に立つことができます。